ピンニング工法とは外壁のモルタル、タイルおよび石材等に浮きが生じた部分の剥離
や剥落を防止する工法です。
エポキシ樹脂系注入材とステンレスピンを併用して躯体と仕上材(モルタル、タイル等)
との一体化ができ、塗替・貼替工事に比ベエ期の短縮と工事費の節約になります。
なお、工法は浮きの状態により下記の2通りがあります。

@ピンニング部分注入工法
1箇所当たりの浮き面積が比較的小さい場合。
暫定的な耐久性を期待する場合に多く採用されます。
Aピンニング全面注入工法
1箇所当たりの浮き面積が比較的大きい場合。
長期的な耐久性を期待する場合に多く採用されます。


  @ピンニング部分注入工法               Aピンニング全面注入工法




ボンドピンニング工法の施工状況


エポキシ樹脂の注入準備(台座と目止シール)

エポキシ樹脂の注入






浮きの確認
補修部分を明らかにするため、ハンマーで打診し浮き部分
をチェックする。
 
配置決定
浮きの状態にあわせ、注入孔の配置を決定する。
 
穿孔
コンクリートドリルで、定めた位置のコンクリートに直径6mm、
深さはコンクリートく体に達して30mm程度の孔をあける。
 
孔内の清掃
穿孔後、孔内に付着した切粉を金具又はブラシで除去した後
さらに電動ブロアー等て孔内を清掃する。
 
エポキシ樹脂注入
エポキシ樹脂をつめたグラウトガンのノズルを注入孔に挿入し、
1ヶ所につき標準で25cc(約30g)を圧入する。
 
アンカーピン挿入
エポキシ樹脂注入後、直径4mmの全ネジピン(SUS)を挿入。
 
表面仕上げ
アンカーピン挿入後、表面をエポキシ樹脂パテで仕上げる。 
 
養生
施工後24時間以上大きな衝撃等を加えないように養生する。
 
清掃
周辺の清掃を行う。




ボンドピンニング工法のカタログ(pdf)ファイルはこちら

ボンドCPアンカーピン工法のカタログ(pdf)ファイルはこちら


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