Jkセライダー工法は、短繊維を混入した硬化後透明となる特殊アクリル樹脂Jkセライダー
と特殊アンカーピンで躯体に緊結し、タイル張り外壁を面で補強するタイル落下防止工法
です。
阪神・淡路大震災クラスの震動にも耐えるばかりでなく、JKセライダーの皮膜は防水性に
富み透明ですので、タイル張り外壁の風合いを損なわない画期的工法です。
●高い特殊アンカーピンの性能
特殊アンカーピンは、高い引抜き強度、頭抜け強度、せん断強度を有しています。タイルに
4本/m2打ち、タイルに座金の役割を持たせています。
ピンの頭部は、タイルと同色に焼き付け塗装したキャップで覆い、2〜3m 離れたらわかりません。
●JKセライダーの性能
JKセライダーは、硬化後透明となりタイルの意匠性を損いません。短繊維 が入つた特殊
アクリル樹脂ですので、付着カ、耐候性に優れ、透明となる一般のアクリル樹脂と比ベ
引っ張り強度は2倍、引き裂強度は7倍あります。
●目地材を強化
タイル張り仕上げの場合は、一般的にタイルと目地材で相持ちするといわれていますが、
その目地材を強固にし、タイル面の耐久性を向上させます。
●抜群な防水性・遮断性
長期にわたり優れた防水性を発揮、外壁からの雨水を防ぎます。 安定した強靭な皮膜を
長期間形成して塩害、凍害、白華などを防ぎます。 また皮膜は遮断性にも優れ、大気中の
炭酸ガス等の侵入もシャットアウトし、建物の長寿命化に貢献します。
●抜群な耐震性
特殊アンカーピンとJKセライダーの組合
わせにより阪神淡路大震災クラスの震動
にもビクともしません。
外壁タイル剥落防止工法も耐震補強の
1つです。
組合と組合員による共同保証付
日本樹脂施工協同組合の組合員による
責任施工で最長10年の保証が付きます。 |
目地も補強、タイル面をまるめても支障なし。
|
特殊アンカーピンの断面図
|
|
特殊アンカーピンの配置 |
補修範囲の確認 |
テストハンマー等を用いて表面を軽く打診し浮き部を確認して
補強部をマーキングする。(4ケ所/u) |
↓ |
|
穿孔 |
無振動電動ドリルを用いて、マーキングに従ってタイル面に
対し直角に穿孔する。2段掘りもこの時行う。 |
↓ |
|
孔内の清掃 |
圧縮空気等で接着の妨げとなる切粉を除去する。 |
↓ |
|
特殊アンカーピンセット |
注入ロ付アンカーピン(スーパーJKピン)又はドックバイトアン
カーを挿入し、専用打込み棒で躯体へ25mm以上固着する。 |
↓ |
|
エポキシ樹脂注入 |
手動式注入器を用いて、注入口より徐々に充填する。浮きが
生じている場合には、直径が150〜200mm位まで注入する。 |
↓ |
|
化粧キャップセット |
注入ロをタイルと同系色に焼付けした化粧キャップをプラス
チックハンマー等を用いて打ち込む。 |
↓ |
|
外壁タイルの洗浄
|
外壁タイル面を高圧水洗等で洗浄する。 |
↓ |
|
下塗り |
JKシーラーをローラー、刷毛等で塗布する。 |
↓ |
|
中塗り(l回目)
|
JKセライダーをローラー、ゴムベラ等で塗布する 。 |
↓ |
|
中塗り(2回目) |
同上、ローラー、ゴムべラ等で塗布する。 |
↓ |
|
上塗り(2回) |
JKトップコートをローラー、ゴムベラ等で塗布する。 |
※タイル下地が押出し成形板、ALC板の場合は、専用ピンを使用する。
※二重浮き、三重浮き部については、タイル目地部より浮き部まで穿孔し
工ポキシ樹脂を注入して接着する。
カタログ(pdf)ファイルはこちら
|